27歳のマヴィは、最近パリへ引っ越してきたばかり。不器用な彼女は気ぜわしい都会生活に馴染めずにいるが、ある日、従業員募集の貼り紙を頼りにカルチェ・ラタンの小さな古書店を訪ねる。そこで出会ったのは、謎めいた店主ジョルジュ。祖父と孫ほどの年齢差にもかかわらず、書物について言葉を交わし互いの孤独さを共有するうち、ふたりは徐々に惹かれあう。それは、風変わりで、静かで、けれど情熱的な愛。だがジョルジュには古書店店主とは別の、闇に包まれた過去があった。マヴィは彼の過去に触れるうち、自らもまた新たな人生へと一歩踏み出していく・・・。パリの古書店を舞台にくりひろげられる知的でロマンティックなラブストーリーであり、ひとりの女性が自分の人生を選択するまでのちょっと奇妙な成長譚。
マヴィ役は、イザベル・ユペールの娘で舞台や映画で活躍する注目の女優ロリータ・シャマ(『マリー・アントワネットに別れをつげて』)。ジョルジュ役は演技派俳優ジャン・ソレル(『昼顔』)。またマヴィの友人役で、ヴィルジニー・ルドワイヤン(『8人の女たち』)も出演。監督は、フランスの期待の新鋭エリーズ・ジラール(『ベルヴィル・トーキョー』)。実際にパリ、カルチェ・ラタンにある書店を借りて撮影された本作。ベテラン撮影監督レナート・ベルタ(『パリ、恋人たちの影』)による映像は、光と闇に満ちた現代のパリの風景を見事に捉え、どこか幻想的なこの物語を美しく彩る。
このように
静かな映画
好きですね
どこか似ている と
思ったら
ユペールさんの娘さんでした〜😇